相続無料相談事例【相続人以外に遺産を残したい】　大阪市　Ｕ様　　女性 ｜ 大阪で相続の相談なら相続カフェ

大阪で相続の無料相談ができる相続カフェに相談に来られた『本当にあった相続の悩み』を随時更新しています。
家族や友達に意外と言えない相続の悩みの参考になればと思います。

先月ご相談にこられた大阪市在住のかたの相続無料相談の事例をご紹介いたします。

現在の状況

• 大阪市在住のAさんはもともと足が不自由であった上に、３年前に妻を亡くした。
• 相続人は息子と娘の二人
• 娘とは疎遠
• その後一人では生活が難しい状態となり息子夫婦と同居するようになった。
• 息子の嫁が献身的に介護してくれている。
• 先月息子が交通事故で死亡した。
• 息子と嫁の間に子供はいない。
• 相続財産は土地建物で５０００万　預金で２０００万　株式５００万ほど

相談内容

• 相続人は誰になるのか？
• 寄与分と言うものを聞いたがそれは使えるのか？
• 相続税はかかるのか？
• できれば自分の世話をしてくれている息子の嫁に財産を残してあげたい。

相続カフェ回答

＞相続人は誰になるのか？

娘さんが全ての財産を相続します。

＞寄与分と言うものを聞いたがそれは使えるのか？

寄与分の対象者は相続人だけであり、息子の嫁は対象となりません。

＞相続税はかかるのか？

無料相談ということで正確な試算はしておりませんが、相続税の申告をしないのであればほぼ確実に相続税はかかるでしょう。

ですが今回は対策しだいで大幅に減らすことは可能です。

具体的には息子の嫁を養子にします。そうすれば以下のメリットが出てきます。

1. 基礎控除が６００万円増えます
2. 相続税額の２割加算の適用から免れます
3. 小規模宅地の特例で土地の評価が下げることができます

＞できれば自分の世話をしてくれている息子の嫁に財産を残してあげたい

方法としては

1. 遺言による方法
2. 養子にする方法
3. 生前贈与

の３つが考えられるます。今回の話であれば、上記でも説明したように、相続税対策も考えると養子にするのが良いでしょう。

もちろん娘さんに相続させたくないのであれば遺言も書いておきます。

遺留分を主張される可能性もありますが、先に養子にしておくことにより娘の遺留分率を減らすことができます。

Aさんもこの提案に賛同され、後日正式にご依頼いただきお手伝いさせて頂きました。

相続問題には一つの答えはありません。

無料相談とはいえ個別に応じた 『最適なアドバイス』 をご提供しますのでお気軽にお問合せ下さい。